正山陽子 Yoko Masayama
兵庫県宝塚市出身。大学在学中にオーガニックソウルユニット「BardSyrup」を結成。
デモを高く評価したパーカッショニスト、ジェフリー・ヘインズ(カサンドラ・ウィルソンやパット・メセニーのサポート等で知られる)に認められ、彼の招きでNY録音。ジェフリー・ヘインズとの演奏を含めた1stアルバム『Syrup No.1』(universal IMS)をリリース。静謐さの中に人間の情念をひめたサウンドと詞世界が高い評価を得る。
2013年、正山陽子ソロ第1作「Yoko Masayama」をP-VINE RECORDSより発売。日本人JAZZミュージシャンだけでなく、ジェフリー・ヘインズや、マヌーシュジャズギタリストのブルーノ・ジルら海外JAZZミュージシャンも参加したこのアルバムは、タワーレコード渋谷店女子ジャズ担当が選ぶ「2013年度女子ジャズ新人賞」を受賞しバイヤーから高評価を得る。また廣木隆一監督の映画『透明ポーラーベア』(戸田恵梨香、濱田岳主演)にも楽曲提供とシンガー役で出演。
2016年には待望の2ndアルバム「Sing and Sparkle~たびだちの歌」(P-VINE)をリリース。「ライブが私の真骨頂」というだけあり、ライブ表現を大切にしており、舞踏家とのコラボレーションによる即興演奏、書店からの依頼による大人むけの演奏付き朗読会も行うなど音楽表現の幅を広げる。
2019年ライブ活動のかたわら、信頼するミュージシャンたちと3rdアルバム「The Song for7Days」制作に着手。
2020年、1作目より正山陽子の音楽を支えるJAZZ界気鋭のDr.田中教順(ex.dCprG,未同定)、Ba.ヤマトヤスオ(BimBomBan楽団)と、R&B,ポップスまで幅広く活躍中のKey.ヤマザキタケル(P.O.P. etc)の3人が中心となり、1発録音で録音された「The Songs For 7Days」(vividsound)リリース。キャッチーな歌詞がスイングジャズやボッサ、日本語歌謡曲のエッセンスを含んだメロディーと重なり、どこか懐かしくも新しい正山陽子の世界観を豊かに表現している。
型にとらわれない自由な表現方法で聞く人を常に魅了する、稀有なアーティストである。